2025.01.27
こんにちは!設計課の鈴木です。
先日、鉄筋コンクリート造の擁壁を施工する現場で、測量器具を使用して正確な位置出しを行いました。
こうした作業では、測量器具の持つ高い精度と信頼性が欠かせません。
普段の生活ではあまり目に触れることがないかもしれませんが
建築や外構工事の現場では、測量器具が非常に重要な役割を果たしています。
本日は、そんな測量器具の魅力やその活躍ぶりについて、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。
測量器具といっても色々な種類のものがあり、
・高さを測るためのもの 例)レベル
・角度を測るためのもの 例)トランシット
・距離を測るためのもの 例)レーザー距離計
色々な種類があります。
最近では、スマートフォンやドローンを使い、
点群データを計測して現場全体を3Dモデル化する方法も普及しています。
たとえば、昨年末に火災から再建されたフランスの
ノートルダム大聖堂でも、3Dスキャナによる10億点ものデータが修復に活用されました。
規模が大きい話はさておき、今回の擁壁の施工での位置出しで使用するのは、
・レベル(高さを測る)
・トランシット(角度を測る)
以上の2種類になります。
土地の境界線から擁壁が越境せず、必要としている高さにきちんと施工するのが目的になります。
図面はCADで容易に書くことができる平行や直角の線も、
擁壁を作るような高低差が大きい現場では、実際の施工位置を出すのは一苦労です。
測量機械を使いながら、職人さんが間違えないように分かりやすいように位置を出していきます。
作業としては地味ですが、正しい位置を出し終わったときはホッとするのと達成感があります。
現場の経験を通して得られる知識や技術を共有していきたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
以上鈴木でした。
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